能登半島地震の被災地で暮らす人たちに無料で食器などを贈る催しが8日、石川県輪島市で開かれるのを前に、7日、関係者らが準備作業を行ないました。
この「うつわのちから」は静岡県に住む陶芸家、二階堂明弘さんが陶芸家の仲間たちに東日本大震災の被災地に器を贈ろうと呼びかけた事がきっかけではじまったもので、能登での開催ははじめてです。
会場の重蔵神社にはお皿や茶碗、コップなどおよそ6000点にものぼる「器」が集められ、関係者やボランティアが段ボールから器を一つずつ丁寧に取り出し準備作業を進めていました。
陶芸家 二階堂明弘さん
「東日本の時は計10回、一度としてはずいぶん大きい数が集まったと思います・有難いですね」
この催しに協力したのが輪島市に住む漆芸家の桐本滉平さんです。
漆芸家 桐本滉平さん
「明日来て頂いた人たちには少しでも一日一日の食事の時間が楽しく豊かになるきっかけになるように僕自身も含め思います」
普段使いの器を集めた「うつわのちから」は8日は午後1時から午後6時まで、輪島市の重蔵神社で開かれ、同時に漆芸道具の譲渡会も行われる予定だということです。
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