今年の夏、蚊は多かったのか…。去年、蚊の取材で蚊に刺されまくった、記者が今年の蚊について調査しました。
街中で歩いている人に蚊に噛まれたか話を聞くと…。
親子
息子「よく噛まれた」
母「噛まれてないです。去年も噛まれてないです。最近噛まれていないです」
息子「友だちのお家に遊びに行ったときに、家の前で待っているときによく噛まれる」
赤ちゃんを抱っこした母親
「子どもは噛まれていないけど、私は噛まれました。(例年の夏とくらべて?)普段と同じぐらいだと思います。この子が0歳なので1回もかまれていない。なるべくかまれないように気をつけたい」
中学生
「外に出ていたが、噛まれたのは一回ぐらい。(例年の夏とくらべて?)すごい少ないです」
例年に比べて少ない?実際に検証してみると…
例年の夏にくらべ、蚊が少ないと感じた人も…。去年、蚊の取材でたくさん刺された記者はことしも刺されるのか…?
宮本学知記者
「午後5時です。実際に蚊に刺されるか検証してみます」
カメラアシスタントと蚊が好むといわれる、草むらや木陰へ。10分間、蚊の姿を待ちます…。
カメラアシスタント
「ああ吸われてます」
カメラアシスタントは指と腕の2カ所を刺されました。
宮本学知記者
「検証開始から10分ほど経ちました。私は一カ所もかまれませんでした」
ことしの蚊の数 専門家の見解は
この夏、本当に蚊は少なかったのか…。
害虫防除技術研究所の白井代表に話を聞きました。
害虫防除技術研究所 白井良和代表
「やはり雨が少なくて、降水量が少ないと水たまりができにくい。少し水たまりができても、高温ですと蒸発しやすくなって水たまりがなくなってしまう。そういった状況においては、幼虫は水たまりで育ちますから、幼虫が育つ場所が少なかったので、幼虫が少なくなり、成虫も少なくなったと考えられる」
台風がきて雨が降って、水たまりができ、幼虫が育って成虫が増えると可能性があります。9月1週目2週目ぐらいが要注意ということになりますね」
蚊に刺されにくくするために注意することは?
蚊にさされにくくするためにはどうするべきなのか…。害虫防除技術研究所 白井良和代表によると蚊の針は2ミリメートル長袖でもぴったりとした服を着ていると服の上からも刺してくるといいます。ゆったりとした服で色は明るい色の方が刺されにくいそう。
黒や紺色など濃い色といった暗い色の服によってきやすい。また、蚊は足の匂いによってきます。検証でも全身黒い服装をしていたカメラアシスタントが蚊に噛まれていました。
また蚊は匂いによってきて足を刺しやすいので、サンダルではなく靴下と靴をはき、体を洗って清潔にしておくことも対策になるといいます。
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