台風10号の影響で通行が規制されていた鹿児島県屋久島の縄文杉につながる登山道が、12日ぶりに利用できるようになりました。

屋久島の縄文杉につながる2つの登山道は、いずれも台風10号による土砂崩れなどで先月27日から通行できなくなっていました。

このうち、東の安房地区から入るルートの復旧が終わり、12日ぶりに規制が解除され、登山バスの運行も再開しました。

(神奈川からの登山客)「最高です。みんなでハイタッチしました」
(大阪からの登山客)「台風被害であきらめていた。めちゃめちゃうれしい。ウィルソン株、猿とか鹿がいるみたいなので見てみたい」

ただ、停電のため登山道のトイレは使用できず、地元のガイドからは複雑な声も聞かれました。

(地元ガイド)「環境を守るという思いから、トイレ復旧してからのほうがよかった。ちょっと早い気がする」

一方、北側の白谷雲水峡を通って入るルートは、復旧の見通しが立っていないということです。

なお、7日は、土砂崩れで通行止めが続いていた屋久島の西側を通る西部林道も規制が解除され、島を一周できるようになりました。

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