沼津港の目の前「沼津みなと新鮮館」。館内のカフェにSNSで人気を集めているスイーツがあります。
<横浜から来た人>
Q. この見た目はどうですか?
「かわいい」
<横浜から来た人>
「食べたいってずっと言っていたんです。きょうは、ほぼこれ」
<東京から来た人>
「甘くておいしいです」
9月5日のしずおか産は…
<しーらかんすCafe 矢島伸浩オーナー>
「こちらが、めんだこプリンアラモードです」
<中西結香記者>
「あ!揺らすと、ヒレがプルプル動いてかわいいですね」
<しーらかんすCafe 矢島伸浩オーナー>
「その動きが非常に愛嬌があって、いいと思います!」
SNSで人気になった理由はメンダコのパタパタと動く耳のように見える「ヒレ」
メンダコは深海に生息するタコで「深海のアイドル」と呼ばれています。
「めんだこプリンアラモード」商品化のきっかけはオーナーの妻はるかさんの切なる願いからでした。
<しーらかんすCafe 矢島はるか店長>
「私がもともと深海魚の中でもメンダコが大好きで。ただ、なかなかメンダコの泳いでいる姿は実際に見られないので、じゃあ自分で作れるんじゃないかなということで、イラストを描いて見せたり、いろんな方向で主人を説得して、シーラカンスカフェなんですけどメンダコを推してやっています」
メンダコの「型」は伸浩さんが作りました。
<しーらかんすCafe 矢島伸浩オーナー>
「粘土で元の形を作って、特にこだわっているのがヒレですね。耳に見えるヒレがこういう感じで動くように、形状を何回も何回も作り直して、約2年かけて作り上げた型です」
そして、プリンの色はメンダコのかわいらしさを出そうと、ピンクに決めました。
<しーらかんすCafe 矢島伸浩オーナー>
「まずは牛乳ですね。丹那特濃乳という生クリームが入った濃い牛乳を使っています。あと、韮山の紅ほっぺというイチゴをペーストにしたもの、無添加のものを使っています」
地元の牛乳とイチゴ、ゼラチンを混ぜてイチゴミルク味のプリンを作ります。
そして、メンダコの型に流し込み一晩冷やすと…。
<中西結香記者>
「すごい、ヒレが動いていますね」
<しーらかんすCafe 矢島伸浩オーナー>
「全体的に動くのも考えて作っています」
めんだこプリンの頭には生クリームで作った王冠をかぶせー
サクランボ、モモ、メープルシロップをかけた角切りパンケーキとブルーゼリー、ミカンを入れた容器の上にのせて「めんだこプリンアラモード」の出来上がりです。
スキューバダイビングのインストラクターを30年ほどしていた伸浩さん。ブルーゼリーで「駿河湾の海」を演出しました。
<しーらかんすCafe 矢島伸浩オーナー>
「天然の海藻から作ったブルーでして、泡がはじけて海中を上がっていくようなイメージを作りたいということでクラッシュしたブルーゼリーを入れています」
手作りの型でぜいたくに仕上げた「めんだこプリンアラモード」。土日祝日の個数限定販売とあって、オープンから15分ほどで完売する日もあります。
<しーらかんCafe 矢島はるか店長>
「メンダコってなんだろうというところから、海に興味を持ったりとか、少しでも広がりができるといいかなと思います」
【お店情報】
▼しーらかんすCafe
▼沼津市千本港町128-1沼津みなと新鮮館内
▼定休日:火曜日
▼時間:午前11時~午後4時
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