若い世代にも献血を身近に感じてもらおうと大分市の高校に献血バスが配車され、希望する生徒が献血を体験しました。

コロナ禍を挟んで若年層の献血が大きく減少したことを受けて、県などでは昨年度から「高校献血」を再開しています。5日は大分豊府高校に献血バスが配車され、初めての献血者の不安解消に向けて血管の位置の確認など看護師による丁寧な問診が行われました。

献血可能となる年齢は200ミリが16歳から、400ミリは男性が17歳女性が18歳からとなっていて、5日は文化祭の合間に希望した17人の生徒が400ミリの献血を体験しました。

(体験した生徒)「血とか針とか平気なので、それで人助けになるなら機会があったらやってみたいと思っていた」「自分からは行かないということも結構あると思うので、来てくれるとやっぱりありがたい。そういう面ではこの献血バスはすごい便利というか、良い存在なのかなと思う」

2023年度は県内8つの高校で239人の生徒が献血に協力していて、今年度は大分豊府を含む12校で高校献血が実施されます。

九州では台風10号の影響で献血会場の中止が相次いだため、輸血用の血液が不足しているということで、県赤十字血液センターでは献血への協力を呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。