7月の記録的な大雨による被害額は、県全体でおよそ913億円にのぼることが分かりました。

前回の発表から24億円ほど増加していて、今後もさらに被害額が拡大する見込みです。

これは、県が今月3日までに把握できた被害をまとめ明らかになったものです。

それによりますと被害額は、県や市町村が管理する河川、道路などの公共土木施設で755億円。

農林水産業でおよそ135億円。

教育施設で、およそ5000万円。

商工関連で、およそ22億9000万円などとなっていて、現在わかっている被害額の合計はおよそ913億円にのぼります。

詳しい被害内容は農作物ではおよそ1万2000ヘクタールで浸水や土砂の流入などが確認されていて、農業用施設や水産関係など、33の市町村で被害が確認されています。

教育施設では新庄市の新庄小学校のグラウンドの土の一部が流出したほか、新庄市八向中学校の敷地内の法面の一部が崩落する被害が確認されています。

このほか建物への被害は19の市町村で2141棟確認されていて、県内での避難者数は戸沢村で82人、酒田市で48人遊佐町で23人、鮭川村で15人と合わせて168人となっています。

戸沢村と鮭川村では現在、仮設住宅の建設が進んでいて、来月上旬には入居が始まる予定です。

家賃の負担はなく、最大2年間住むことができるということです。

県は現在も被害状況を調査中で、今後も被害額は拡大する見込みとしています。

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