気象庁によりますと、非常に強い台風11号は、5日6時、ゆっくりとした速さで南シナ海から西へ進んでいます。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで猛烈な風が吹いています。

今後、大陸に向かって進む見込みのため、日本列島への影響はない見込みです。

また、5日6時、日本の南の海上に、2つの熱帯低気圧があります。

それぞれ、日本列島に近い方から熱帯低気圧A、熱帯低気圧Bとします。

熱帯低気圧Aは、5日6時、南の海上から日本列島に向かって、1時間に20キロメートルの速さで北北西へ進んでいます。5日6時では、中心の気圧は1006ヘクトパスカルですが、5日21時には勢力を落とし、中心の気圧は1008ヘクトパスカルになる見込みです。

熱帯低気圧Bは、5日6時、フィリピンの東の海上にあり、ほとんど停滞しています。5日6時では、中心の気圧は1004ヘクトパスカルですが、5日21時には勢力を変えず、6日21時には勢力を落とし、中心の気圧は1008ヘクトパスカルになる見込みです。

月別の台風発生・接近・上陸数の平均値(1991~2020年の30年平均)

30年間(1991~2020年)の平均では、台風の発生数は8月がもっとも多いですが、上陸数は9月がもっとも多くなっています。

現時点では、どちらの熱帯低気圧も台風12号に発達する見込みはありませんが、引き続き、最新の情報を確認してください。

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