焼き肉店で売っていたのは肉ではなく覚せい剤。大阪・西成区の店主らが逮捕・起訴されました。

 大阪・西成区にある焼き肉店。「安い・うまい・ホルモン」が売りのこの店の裏で、事件は起きました。

 麻薬特例法違反の罪などで逮捕・起訴されたのは焼き肉店店主の松田大樹被告(39)ら男2人です。

 警察によりますと松田被告らは今年1月、覚せい剤約0・2gをインドネシア人留学生の男に1万2000円で譲り渡した罪などに問われています。焼き肉店の近くに住む人は不審な様子を目撃していました。

 (店近くの住民)「店の前に車をとめて、封筒を渡しているのを見た」
 (店近くの住民)「営業時間以外も、朝から晩まで人の出入りがあった」

 松田被告らが主に覚せい剤を売りさばいていた方法はこうです。車に乗った客が焼き肉店のそばに停車。すると松田被告らが店から出てきて運転席の窓から封筒に入った覚せい剤を手渡します。いわば「ドライブスルー方式」で密売を繰り返していたとみられます。

 また、松田被告らは「またFucker(ファッカー)」と名乗りテレグラムで客を集めていました。インドネシア人留学生は仲間と複数人で覚せい剤を「回し吸い」していたということです。

 松田被告らは調べに対し容疑を否認しています。関係先の西成区内の倉庫からは約360g、末端価格2370万円相当の覚せい剤が押収されています。

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