2023年、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた死亡事故で、事故が起きた現場を含め、レースが中止されるまでの間に、15台の車が規制中のコースに入っていたことがわかりました。

 この事故は、2023年9月、北海道上川地方の上富良野町で“ツール・ド・北海道”に参加していた、当時21歳の男子大学生が、反対車線を走る乗用車と衝突し死亡したものです。

 今月4日、有識者による6回目の『安全対策検討会』がオンラインで開かれ、運営団体は調査の結果、事故の現場を含め、レースが中止されるまでの間に、15台の車が、規制中のコースに入っていたと明らかにしました。

 そのうち、選手たちの前を走る“エスコートバイク”が注意喚起の合図をしたのは3台で、大学生と衝突した車については、注意喚起されていませんでした。

 検討会は引き続き、運営団体と安全対策について協議を行う方針です。

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