JR長野駅近くの公園に、国の制度を活用して喫茶店がオープンすることになりました。

長野駅の東口から歩いて5分ほどの公園。

噴水や遊具があり親子連れにも人気です。

この一角に、全国展開している喫茶店「コメダ珈琲」がオープンすることになりました。

公共施設である公園に、どうして民間の喫茶店ができるのでしょうか?

今回活用されたのが、国の「Park‐PFI(パーク・ピーエフアイ)」という制度。

今回の長野市の仕組みはこうです。

まず、公園を管理する市が事業者を募集。

事業者は公園の敷地内に出店できる代わりに収益を使用料として市に払います。

金額は年間およそ300万円。

市はこれを公園の維持管理費などに充てることができるため、財政の負担が軽減します。

期間は20年で、企業にとっては、長期的な経営ができるメリットがあります。

長野市でのこの制度の活用は初めてで、4日は市役所で、基本協定の締結が行われました。

コメダ珈琲を出店するアスクホールディングス高橋聡(たかはし・そう)社長:
「地域の方々にとっても、非常に愛着のある公園かなと思っておりますので、公園が一層みなさんにとってよりいい場所になっていくということと、多くの方に来ていただいて、公園で楽しんでいただくということに少しでも貢献出来たらいいなと思っています」

コメダ珈琲は公園と一体化した店づくりを目指して、大きなテラス席やレジャーシートの無料貸し出しなども考えているということで、今年度中のオープンを予定しています。

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