孫の知人になりすまし、新潟県燕市に住む80代の女性から現金をだまし取ろうとしたとして、青森県の男(65)が24日までに逮捕されました。特殊詐欺の“受け子”とみられ、その後、新潟市中央区の70代の女性から現金100万円をだまし取った疑いでも逮捕されました。

詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、青森県弘前市大富町に住む無職の男(65)です。警察によりますと、男は、3月14日に何者かと共謀し、燕市に住む80代の女性から現金をだまし取ろうとした疑いが持たれています。
共犯者がに孫をかたって電話をかけ、現金が必要だなどと話したうえで「お金は知人の男が家に取りに行く」などと伝えました。女性は現金を下ろしに金融機関に行ったところ、職員が詐欺を疑い警察に通報。警察が女性の自宅などを警戒していたところ、誰も金を取りに来ませんでしたが、その後の捜査で、男が女性の自宅の近くまで来ていたことが判明し、逮捕に至ったということです。
その後の調べで、男は3月に新潟市中央区に住む70代の女性から現金100万円をだまし取っていた疑いも強まり、詐欺の疑いでも逮捕されました。
調べに対し、男は「受け子として活動していた」などと話し、容疑を認めているということで、警察は事件の背後関係や共犯者について捜査しています。

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