空撮や配送など様々な場面で活躍している「ドローン」です。地域の様々な課題解決にドローンを活用してもらおうと、市町村に向けた初めての勉強会が、福島県南相馬市で開かれました。

遠隔操作で上空を飛び、空撮や配送・農業など様々な活用が期待される「ドローン」。県では、今年をドローンの「社会実装元年」と位置づけ、ドローンの利活用推進に取り組んでいます。

水津邦治アナ「勉強会はこのドローンの活用方法について考えます」

県と、ドローンの聖地とも呼ばれる「福島ロボットテストフィールド」が、共同で開いた初の市町村向けのドローンの勉強会。

「高齢化」や「過疎化」など地域の様々な課題の解決にドローンを有効に活用してもらおうと開かれました。勉強会にはいわき市や大熊町など5つの自治体の担当者およそ20人が参加。医薬品や日用品の配送など国内でのドローンの活用事例をはじめ無人航空機の定義などの「航空法」や「飛行禁止区域」などについて学びました。

浪江町企画財政課 橋本真史さん「福島県と長崎県で取り組むサービスや技術開発の部分でいろいろと参考にさせていただく、貴重な機会だったと思う」

双葉町復興推進課 武田尚久さん「特に航空法の部分に関しては、なかなか勉強不足なところもあるので参考になった」

福島ロボットテストフィールド 若井洋副所長「十分、福島はドローンを活用していく課題もあるし、課題を克服していくプレーヤーも充実している。まずは自治体の方にご理解いただいて、ドローンを知ってもらって課題を克服してもらうための活動の第一歩を踏み出していただきたい」

このあと、自治体の担当者は飛行の実演も見学し、ドローンの様々な可能性について視野を広げていました。県では今後、雪深い南会津町でドローンで買い物商品を運ぶ物流の実証事業を行うなど、地域課題の解決にドローンの活用を進めることにしています。

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