新米の出回る時期になってきました。
「コメが品薄になっている状況につきましては、今後順次回復していくものと見込んでおります」
『令和の米騒動』とも言われ各地で“米不足”の声が上がるなか、坂本哲志農水大臣は27日の会見でコメ不足は順次解消されていくという見通しを示し、消費者に対して冷静な対応を呼びかけました。
これから新米の出回りが本格化しますが、一方で“コメの高騰”という別の問題もあるようです。
【青柳米店 青柳洋さん】
「うちですか?大赤字。その上昇分で赤字になっちゃう!」
加茂市で150年近く営業する青柳米店。
5代目店主の青柳洋さんによりますと、今年6月には他の業者から例年より7割ほど高い30キロ1万3000円で仕入れるなどコメの価格が高騰しているのです。
主に県内のコメ農家から仕入れる青柳さん。新米の仕入れ値も前の年より2、3割上がる見込みです。
売り先には病院や老人ホームなどの福祉施設、学校もありますが利用者への負担を増やすことが難しいため売り値を上げにくいといいます。
このため、もし去年並みの価格で契約した場合赤字になってしまうといいます。
今後、まずは農家に対して仕入れ価格を交渉したい考えですが…
【青柳米店 青柳洋さん】「この前ちょっと(農家を)回ったんだけど、値段のことはちょっと全く触れずに、ちょっと怖くてちょっと聞けない」
青柳さんの場合「コシヒカリ」より割安な「こしいぶき」を仕入れて販売するなど、対応を模索しています。
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