大分県内各地に大きな被害をもたらした台風10号。被災地にはボランティアが入るなど復旧に向けた動きが広がりを見せ始めています。

山から流れ出た土砂が住宅地を襲い、床上浸水や住宅の一部が損壊する被害が発生した別府市の枝郷地区。住民はこれまでに経験がないほどの雨だったと話します。

(住民)「全部浸かって、一面埋まってました。今までにない初めての被害です」

この家では80センチの高さまで土砂が入り込み、住宅兼倉庫の一部が泥で埋め尽くされました。

こうした中、3日からボランティアによる復旧作業が始まりました。大学生ら14人が地区に入り、照りつける日差しの中、およそ5時間にわたり、スコップやクワを使って住宅に押し寄せた土砂を取り除いていました。

(被災した住民)「ボランティアは、うれしいです。全然作業の進み具合が違うので。家族だけでは片付けは無理ですね。ほんとにありがたいです」

別府市社協によりますと、この地域の復旧には少なくとも1週間はかかる見通しだということで、今後は必要に応じてボランティアの募集を呼びかけたいとしています。

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