400年の歴史がある長野市戸隠(とがくし)の老舗のそば店「大久保西の茶屋」が、売り上げの落ち込みなどから事業を停止したことがわかりました。

民間の調査会社、帝国データバンクによりますと、「大久保西の茶屋」は、江戸時代初期の1624年創業で、長野市戸隠に本店があります。

一時は、長野駅前などにも、そば店やとんかつ店あわせて5店を展開したほか、おやきやそば茶などの販売も手掛け、20年前の2004年2月期には年間およそ3億1,000万円の売り上げを計上していました。

しかし新型コロナの影響などによる売り上げの落ち込みで収益が悪化。

2023年3月には長野駅前店を閉店するなどして、建て直しに努めたものの、不採算の状況から脱することができなかったとしています。

「大久保西の茶屋」は2日付けで事業を停止して自己破産申請の準備に入り、負債はおよそ2億円とみられています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。