林官房長官はきょう午後に記者会見を開き、自民党総裁選に立候補する考えを表明します。正式に出馬表明を行うのは4人目です。国会記者会館から加納記者です。
林長官はけさ、これまで辞任した閣僚の後任を務めるなど、ピンチヒッターとして役割が多かったことや、30年近い議員生活での経験を生かしたいと抱負を語りました。
自民党 林芳正官房長官(63)
「『困ったときの林芳正』っていうのをよく言われておりました。今、国の内外、大変に厳しい状況が続いておりますし、課題も山積しております。私の持てる力をフルに出し切って、これに果敢に向き合っていきたいと」
午後の出馬会見で林官房長官は、初めての選挙から使っている緑色をイメージカラーにしたうえで、「人にやさしい政治」や「仁」をキーワードとして打ち出します。
林長官を支持する議員の多くは岸田派ですが、当の本人は「いわゆる派閥というものがなくなったので、岸田派がどうこうではない」としていて、午後の会見でも無派閥議員が同席するなど、脱派閥色を強調します。
実際、林長官が所属する岸田派は、きょうにも政治団体の解散届を総務省に提出することにしています。受理されれば旧森山派に続き2例目となります。
一方、今週土曜日告示の立憲民主党の代表選をめぐり、小沢一郎衆院議員がすでに立候補を表明している野田元総理を支持する意向を固めたことがわかりました。
きょう午後、野田氏と会談し、支援の方針を伝えるということです。
現職の泉代表はいまだ立候補を表明していないことから、党内では「推薦人の確保に苦戦しているのではないか」との見方も出ています。
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