台風の影響が残る中、2学期がスタートしました。南さつま市の小中学校では、停電の影響で給食がつくれず、非常食が出されました。
鹿児島県内では、今回の台風10号により最大で22万戸以上で停電が発生しましたが、九州電力によりますと、今月1日午後6時までにすべて復旧しました。
南さつま市の給食センターも先月29日から3日間停電し、食材の保管や調理器具の消毒ができませんでした。
2日は市内の全ての小中学校と義務教育学校の12校で、給食として児童や教員ら合わせておよそ2500食分の非常食が用意されました。
全校児童60人の川畑小学校でも、パックの中にカレーのルウとごはんが入った非常食が出されました。南さつま市では学校給食の無償化で、始業式や終業式の日も給食を出しています。
(4年生)
「おいしかったです。(Q.本来の給食は何だった?)チキンカレーです」
「チキンカレーは食べたかったが、仕方がないです」
「ちょっと普通のより冷たかった。本当に災害が起きた時にカレーを食べられるんだなと思った。できれば災害は起きてほしくない」
(川畑小学校 竹中寛之教頭)
「きょう、こうやって元気な子どもたちの姿をみることが出来て、何よりうれしかった」
市給食センターでは災害時も給食がだせるように、2020年以降非常食のカレーを常時2670食備蓄しています。3日からは献立どおりの給食を提供します。
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