福島県白河市で、市議会の男性議員が市の女性職員にパワハラやセクハラ行為をしたとして、議会で辞職勧告決議が可決されました。しかし、辞職を勧告された議員は応じない構えです。

白河市議会・北野唯道議員「(辞職勧告に応じる予定は)今のところない。私はこういうことはやっていない」

白河市議会によりますと、北野唯道(きたの・ただみち)議員(84)は、市の女性職員に対し個人的な手紙やプレゼントを渡したり、大声で怒鳴りつけたりするなど、セクハラ・パワハラ行為があったとされています。

この問題で白河市議会は政治倫理審査会で審査を進め、セクハラ・パワハラ行為があったと認定して、24日の臨時議会で北野議員に議員辞職を勧告する決議が全会一致で可決されました。

白河市議会・筒井孝充議長「パワハラ、あるいはストーカーも絶対にあってはならない行為だと思う。根絶しようという姿を見せていかないといけない」

市議は取材に「審査は湾曲されたもの」

24日、TUFの取材に応じた北野議員は、議会による審査は「湾曲されたものだ」と反論。辞職勧告には応じないと話しました。

北野議員「厳しく叱った点がパワハラと取られた。体調が良くなったら前と同じように市民のために働く」

辞職勧告決議に法的な拘束力はなく、市議会では、議員によるハラスメントを防止する条例を設けるなどして、再発防止に努めるとしています。

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