性的マイノリティーの支援や啓発活動を行っている全国組織の『にじーず』など2つの団体が2日、性別に関係なく学校制服を選べるようにしようと、2023年度から集めている全国7801人分の署名と要望書を新潟県と新潟市に提出し、学校制服を選べるようにすることや制服の現状を調査することを求めました。

団体によりますと性自認にそぐわない制服の着用を強いられ、通学できない児童生徒がいるということです。

【一般社団法人にじーず新潟拠点 あやかさん(35歳)】
「生徒さんたちから、制服がしんどいっていうところでお話いただいていたので、新潟でもやっぱりこういった発信をしていかなくてはならない」

にじーず新潟拠点代表のまさきさん(31歳)は、自身も学生時代制服が苦痛だったと話します。

「全ての児童生徒さんが平等に、自分の着たいものを選べるようになってほしいなと思います」

新潟県によりますと、制服のある県立高校や中高一貫校のほとんどで現在は、女子生徒についてはスカートかスラックスかを選ぶことができますが、例えば男子生徒がスカートを履くことはできません。

【新潟県教育庁生徒指導課 石山崇課長】
「完全に平等を自由に選べるという状況でないということもあると把握しております。様々な情報を収集しながら、一番いい形を模索したいと思っています」

新潟県では今後、他の校則の見直し状況も踏まえ、総合的に対応を検討していくとしています。

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