2日午前、新潟県上越市でカヤックが転覆し、乗っていた男性が海に投げ出されました。男性は救助され、けがはありませんでした。

転覆事故があったのは上越市直江津港です。
上越海上保安署によりますと、2日午前9時前「直江津港LNG桟橋付近に足漕ぎボートが漂流している。風が強まっているので、救助してほしい。」と現場近くのエネルギー会社の職員から上越海上保安署に通報がありました。
約3mの小型カヤックには東京都の会社員の男性(50代)が1人で乗っていて、釣りをしていたところ直江津港内のエネルギー会社のさんばし付近に流されたということです。
男性は、エネルギー会社の職員に桟橋付近から離れるように言われましたが、悪天候が影響し身動きができず、天候の回復を待っていたところ、カヤックが浸水し、その後転覆。男性は海中に投げ出されたということです。
男性は、エネルギー会社職員が降ろしたはしごにつかまり救助され、けがはないということです。
当時現場には、風速14mの西の風が吹いていたということです。

上越海上保安署は今回の事故は台風10号が熱帯低気圧に変化した後で、大気の状態が不安定な状況下、気象情報を確認しないまま小型カヤックで海上へ釣りに出たことが原因と見ています。上越海上保安署は海上では天候の急変も発生することから天気予報等の情報を確認し、天候の悪化が予想される場合は海上に釣りへ出るなどの行動は控えてほしいと呼びかけています。

写真提供:上越海上保安署

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