先週開幕したパリパラリンピック。先月30日から行われたボート競技・パラローイング男子シングルスカルに、鳥取県米子市の森卓也選手が登場しました。50歳にして挑んだ初めてのパラリンピック。最後まで全力で戦い抜きました。

先週金曜、パラローイング男子シングルスカル予選に登場した森卓也選手。
世界の強豪がそろうこの組で健闘しますが、順位は6人中5位に終わります。

続く31日の敗者復活戦ではグループ4位。森選手は順位決定戦に回ります。(7~10位)

そして、9月1日。地元・米子市では関係者が集まり、パリに向けて大きな声援を送りました。

8位入賞を目指す森選手ですが、連日続くレースで右ひじを痛め握力が落ちてしまっていたこともあり、序盤から大きく引き離されます。それでも、あきらめずに漕ぎ切り、レース結果は9位。
しかしその後、上位選手が1人失格となったことで、最終的に8位入賞を果たしました。

米子市 伊木隆市長
「大変感動いたしました。本当に素晴らしい結果を残してくれたと本当に感謝をしたいと思います」

CHAXパラアスリートチーム 角佳樹さん
「疲労もある中、ほんと最後まで全力で漕ぎ切ってくださったので、ほんとその頑張りを画面を通して伝わってきたので、ほんとに感動をいただきました。」

過去にパラ陸上・砲丸投げ競技の日本記録を持つも、ケガの影響でローイング競技に転向した森選手。様々な苦難を乗り越え、50歳にしてたどり着いた初めてのパラリンピックで、最後まで戦い抜きました。

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