台風10号は、9月1日正午に東海道沖で熱帯低気圧になりました。これまでに降った大雨の影響で、静岡県内では土砂崩れの被害が相次ぎました。

台風10号は、勢力を弱め熱帯低気圧に変わりましたが、静岡県内は、1日も不安定な天気が続き、所々で雨足が強まりました。約1週間、静岡県内に大雨を降らせ続けた台風10号。土砂崩れの被害が相次ぎました。

静岡市駿河区では8月31日夕方、山の斜面が高さ80メートル、幅30メートルほどにわたって崩れ、イチゴのビニールハウスに被害がありました。

<被害にあったイチゴ農家>
「今年(イチゴを)作ろうと思ったビニールハウスが22棟。それが全滅」

静岡市清水区の鉄舟寺でも斜面が崩れ、約50基の墓に被害がありました。

<住職>
「こうやってお墓とか、物の被害を受けるのは今回が初めて」

<被害を受けた檀家>
「まさか崩れるとは思ってなかった。両親2人いるので申し訳なかった」

静岡県内は、引き続き地盤の緩んでいる場所が多く、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

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