台風10号に伴う記録的な大雨で浸水や土砂災害の被害を受けた大分県内の各地ではきょうも復旧作業が続いています。

台風10号に伴い県内は記録的大雨に見舞われ各地で被害が広がりました。このうち佐伯市鶴岡西町のスポーツ用品店は店内が浸水。きょうは泥のかき出しや商品の仕分けなどが進められました。

店内は最大で40センチ近く浸水したため電気の配線設備も水につかりレジやパソコンが使えない状態になりました。店の従業員は営業再開に向けた復旧作業に追われています。

また佐伯市役所ではきょうから罹災証明書の発行などの窓口を開設しました。市内では住宅107棟が浸水や損壊などの被害を受けていて、きょうは午前中に7件の申請がありました。

一方、大規模な土砂崩れが発生した大分自動車道の由布岳パーキング周辺ではきょうもショベルカーを使った復旧作業が進められました。ただ、日出ジャンクションから湯布院インターチェンの間の通行止め解除のめどは立っていません。福岡や長崎行きの高速バスは迂回して運行を再開しています。

県のまとめによりますと台風10号による県内の被害は住宅などの建物が290棟です。降り始めからの雨量は由布市湯布院町で638ミリ、佐伯市で615.5ミリなどとなっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。