長野県に提出された2023年度の登山計画書の届け出状況がまとまり、件数、人数ともに前の年度より14パーセントほど増えました。

長野県の山岳高原観光課によりますと、2023年4月から24年3月までの1年間に登山計画書が出されたのはおよそ36万3千件で、人数では74万3千人余でした。

提出が義務づけられている登山計画書


前の2022年度と比べて、それぞれ14%前後増えました。

届け出方法の内訳は、「インターネット」がおよそ25万件で全体の68.8パーセント、「登山ポストへの提出」が11万1千件余で30.7パーセント、「FAX・郵送・持参」がおよそ2千件で0.5パーセントでした。

山域別では北アルプスが半数


登山ポストの届け出件数が5パーセントほど減った一方で、インターネットは前の年より25パーセントほど増えていて、特に「コンパス」や「ヤマップ」といった登山用のアプリなどを通じた「みなし届」の件数が大幅に増加しました。

長野県の指定された山に登山をする際は、県の条例で登山計画書の届け出が義務付けられています。

【山域別の状況】(※みなし届除く)

■北アルプス 68,631件(52.6%) 150,411人

■中央アルプス 17,454件(13.4%) 39,336人

■南アルプス 7,854件(6.0%) 15,008人

■八ヶ岳連峰 20,144件(15.5%) 38,449人

■その他山域 16,303件(12.5%) 39,588人

■合計 130,386件 282,792人

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