先日幕を閉じたパリオリンピック。山口県出身の選手が大活躍し、注目を集めました。そんな中・・・県内のとある場所で、とあるフレーズが大バズリして注目を集めていました。それが、こちら!
「いいね!いいね!やない~ね!いいね!いいね!やない~ね!」
そう、これが本当にバズっているんです。
地元では抜群の知名度
8月上旬に行われたインターハイ女子バドミントン学校対抗で柳井商工が優勝し、全国大会8連覇を果たしたときにも、このポーズをとっていました。地元の人も・・・
スタッフ
「いいね いいね やない~ねって知っていますか?」
街の人
「あ、知っています。ネットで見たことがある」
別の人
「あ、知っています。『いいね』と『やない』をかけているのかな?」
別の人
「看板に書いてあるやつか。『やない~ね』ってから」
別の人
「木阪賞文堂さんが盛んにやられていますよね」
別の人
「あれはあの、会長の木阪くんがやりだしたんですよ」
考案者を直撃「やない~ね」とは?
考案者まで含め、みなさんご存じ。「やない~ね」とはいったい何なのか?早速、考案者が店主を務めるお店へと向かいました。
スタッフ
「こんにちは。テレビ山口と申しますが。いきなりすみません」
木阪泰之さん
「いえいえ、どうもどうも」
こちらが、考案者で、観光協会の会長も務める木阪泰之さんです。
スタッフ
「『やない~ね』って、何なんですか?」
木阪さん
「やない~ね?そうですね。やない~ね。やない~ねというのは、う~ん・・・やな…やない~ねですね」
そう、「やない~ね」は、「やない~ね」です。誕生したのは、2年前。柳井市と周防大島町の観光対決をするという番組に木阪さんが出演した際、なんとか印象を残そうと咄嗟に思いついたのが…いいね!いいね!やない~ね!このポーズとフレーズでした。
すると、これが「じわじわウケる」と話題を呼び柳井市内でじわじわと広がっていきました。以上を踏まえて、もう一度、ご覧ください。
木阪さん
「いいね!いいね!やない~ね!いいね!いいね!やない~ね!いいね!いいね!やない~ね!」
どうですかみなさん?まだじわじわきてないかもしれませんが、これがあと10回ほど続きます・・・どうですか?もう虜になってきたでしょう?
地元愛を表現し地域ブランドに認定
木阪さん
「柳井市のよさっていうのを、自己肯定感を持ちながら表現できるポーズかなというので、そういったことも背景にありますね」
はい。正直、ちょっとクセが強めな気もしますが地元愛を表すフレーズとポーズとして親しまれているんです。
さらに・・・
木阪さん
「『やない~ね』は、柳井市の地域ブランドで、なんとそれも項目がですね、『やない~ね』は、食べるものでもないし、工芸品でも民芸品でもありませんし、町並みの風景でもありませんので、あと残ったのが文化財の部ということで、文化財の部で申請したんですね」
スタッフ
「やない~ね」は市が認める文化財?」
木阪さん
「文化財なんですね」
えぇ。1年前、市に向けてプレゼンを行いなんと、柳井市の地域ブランドに認定されたんです。
柳井市商工観光課・宮田芳成さん
「今までにないものですので、言うなれば、一般の方が使われ始めた言葉ですのでなかなか最初は、これはどうなるんだろう?という不安が大きかったんですけど、審査会の中での木阪さんの熱意と言いますか、その辺りが審査員さんにウケて、通過ということになったんだと思っております」
今では、のぼり旗が作られたりパリオリンピックの期間には、「やない~ね」バルーンを用意してパブリックビューイングを行ったり…
木阪さん
「締めがなんと、『やない~ね』締めというのがありまして、普通だったら式次第で『それでは結びに1本締めを〇〇さんお願いします』ってなるでしょうけど、『それでは、最後に、“いいね いいね やない~ね”締めでお願いします』っていうのを聞くとですね、ちょっとこっぱずかしいところはあるんですけど、それでも一生懸命やらさせてもらっています」
唯一の「問題」を払拭する方法
まちをあげて、「やない~ね」を売り出しているんです。ただ、ひとつ、問題が・・・
スタッフ
「いいね いいね やない~ね」って…
街の人
「あぁ~あれはちょっと出来ません。申し訳ない」
別の人
「恥ずかしい。あはは」
人によっては、やっぱりちょっと恥ずかしい・・・
スタッフ
「恥ずかしさを払拭するためには、どうすればいいんですか?
木阪さん
「そうですね。もう、はしゃぐというかですね。えぇ」
勢いあるのみです。
そんな勢いから生まれた「やない~ね」ですが実は、誕生の裏には、木阪さんのある経験が関係していたんです。
誕生の裏に聖火リレーのエピソード
木阪さん
「3年前に東京オリンピックがあって、聖火ランナーっていうのがありましたよね。山口県で2日間あったけれども、新型コロナの影響で1日目がなんと中止になってしまって柳井市の出身なのに、山陽小野田を走ることになって。あの時に走る200mの中で、Yのポーズで走ったのがあってですね、柳井市のみなさん見ていますかと。多分そういうのがあって、突発的とは言え、すぐ出てきたんじゃないかなと思います」
柳井市をアピールしたい地元への愛が「やない~ね」に結びついたんだそうです。
木阪さん
「ポーズの基本形はありますけれども、高校生の子たちは、座ってできるポーズをしたりとかですねいろんなアレンジをしてきているので、いろんな方々の手によって、いろんな形で広まっていくのは大歓迎なので、大いにみなさん挑戦してほしいと思います」
木阪さん
「3本『やない~ね締め』で締めたいと思います。みなさん、よろしくお願いします。それではまいりますよ!いいね!いいね!やない~ね! はいっ!いいね!いいね!やない~ね!もういっちょ!いいね!いいね!やない~ね!金魚ちょうちん、白壁の町この素晴らしい町で『やない~ね』ができて本当に幸せです。Well-being やない~ね!」
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