きょう9月1日は「防災の日」。
今回、予測できない複雑な動きをした台風10号や、巨大地震など、いつ起こるかわからない災害に対し、どのように備えておけばいいのでしょうか?

8月8日、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。気象庁は、南海トラフ巨大地震発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっているとして、「南海トラフ地震臨時情報」の「巨大地震注意」を発表しました。

今月15日に解除となりましたが、解除されたからといって大規模地震の可能性がなくなるわけではありません。

災害時に心配なのが家族や大切な人の安否確認です。災害時の連絡手段について街の人に聞いてみると…

街の人は
「だいたいLINEでします」
「家族LINEを作っているので、それでやり取りするかどうかしか考えていないです」

大きな災害が発生すると、被災地に電話が殺到し回線が非常に混雑することで電話がつながりにくくなります。そのため、LINEなどのSNSを使うのも方法の一つ。

しかし、能登半島地震では、インターネットにつながらない、つながりにくい状況となった地域もありました。

そんなときに役に立つのが、「災害用伝言ダイヤル171」。みなさん使い方知っていますか?

街の人は
「紙で読んだことあるんですけど、実際は使っていないからいざとなったら使えないかも」
「ちょっと分かんないかもしれないです」
「なんとなくあるなというのは分かるんですけど、詳しい使い方はそんなに、勉強しなきゃと思いながらできていないです」

意外に知らない方が多い印象です。

そもそも、「災害用伝言ダイヤル171」とは、地震などの災害時、被災地への通信が増加しつながりにくい状況になった場合にNTTが無料で提供する災害用伝言サービスです。

災害発生に備えて利用方法を事前に覚えられるように、「災害用伝言ダイヤル」を体験利用できる日時もあらかじめ設定されています。防災週間(8月30日~9月8日)も、体験利用日に設定されているため、この機会に使い方を覚えて家族や友人間で体験してみるのもよさそうです。

■伝言の録音方法
・171に電話をかける
・ガイダンスに従って「1」を押す
・電話番号を入力し、30秒以内で音声を録音する

■伝言の再生方法
・171に電話をかける
・ガイダンスに従って「2」を押す
・連絡をとりたい被災地の人の電話番号を入力する・伝言が再生される

最近ではSNSだけでつながっていて、身近な人の電話番号を知らない、覚えていないという人も多いかもしれません。この機会に、連絡の取り方なども改めて見直しておくと良さそうです。

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