高市早苗経済安保担当大臣は、中国海軍の測量艦が日本の領海に一時侵入したことを受けて、自身のSNSで「総理大臣から、厳重抗議するべき事態」などと強調しました。

中国海軍の測量艦がけさ、鹿児島県口永良部島近くの日本の領海に2時間近くにわたって侵入したことを受け、外務省は東京の中国大使館に強い懸念を伝えて抗議しました。

高市大臣は自身のSNS上に「外務省の局長から中国大使館公使への抗議だけで終えて良い話ではない」と投稿したうえで、「総理大臣、外務大臣、防衛大臣から、それぞれのカウンターパートに対して厳重抗議するべき事態であり、再発防止を約束させなければならない」と強調しました。

さらに、中国軍による領空・領海侵犯事案が相次いでいることを受け、「日本に何かを仕掛けても全く効果は無いと思わせるだけの防衛力と外交力を備えていかないといけない」との考えを示しました。

高市大臣は来月9日に自民党・総裁選の出馬会見を行いますが、ロシアによるウクライナ侵攻や台湾有事の可能性などの国際情勢を踏まえて、防衛費増額の必要性について言及するとみられます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。