各地に記録的な大雨をもたらしている「台風10号」ですが、JNNの調査によるこれまでの人的被害は全国で死者6人、不明者1人、けが人は127人にのぼっています。きょう午後には三重県で線状降水帯が発生するなど、各地で局地的な豪雨被害への警戒が続いています。

岐阜県大垣市の一帯が水に浸かっていた場所では、内水氾濫が起きていました。30分ほどで一気に水が引き、今は完全に水が引きました。しかし、道路には枯葉などがまだ残っています。

大垣市では現在も赤坂東地区の685世帯、2049人に緊急安全確保が出されています。

また、上流にある岐阜県池田町の市橋地区では大雨により、午前11時ごろ、杭瀬川と東川の合流地点で越水しました。このため、周辺の住宅や田畑が浸水、現在、ポンプを使って水を排出する作業などが行われています。水はほとんど引きましたが、現在、住民の方は浸水した家や周辺の掃除・片付け作業などに追われています。

愛知県豊橋市では、正午ごろには晴れ間も見えていましたが、午後1時すぎには地面にたたきつけるような雨が降りました。

一方、愛知県の東部豊橋市では25日から大雨が降り続き、きょう午後5時までの雨量は400ミリを超え、平年の1か月に降る雨量の3.5倍になりました。

線状降水帯発生情報が出された三重県中部の松阪市です。この場所、おとといに続いて、再び冠水してしまっています。

住民
「(Q.どんな降り方でした?)もう、どしゃ降りやわな」
「もう、うんざりですわ」

三重県松阪市では午後に緊急安全確保も発表されましたが、先ほど午後5時前に解除されました。東海地方では、一旦ピークは過ぎたものの、あさってにかけて大雨が降る見込みで、引き続き警戒が必要です。

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