台風10号は9月1日にも熱帯低気圧になる見込みですが、近畿地方では2日にかけて大雨が降るおそれがあり警戒が必要です。

 台風10号は、8月31日午後3時には和歌山県串本町の潮岬の南東約60kmにあって、1時間に15kmの速さで東南東へ進んでいます。

 台風による大雨で、30日午前、兵庫県南あわじ市では建物の裏の斜面が崩落。この地域では29日に線状降水帯が発生していました。

 (近隣住民)「(Qどんな雨でしたか?)前が見えないくらい降っていた」

 この土砂崩れによるけが人はいないということです。

 一方、滋賀県米原市では、31日午前6時半ごろ、大雨で土砂災害の危険性が高まったとして、126世帯に避難指示を発令(※午後3時すぎに解除)。この地域では今年7月、大雨による土石流が相次いでいて、近くの小学校に避難する人の姿も見られました。

 (住民)「何度も災害を受けたところで、山も弱った状態なので、また土砂が流れてくるのではと非常に心配しています。早く雨がやんでほしい」

 東海道新幹線は「三島-名古屋」間で終日運転を取りやめていて、1日も始発から終日運転を取りやめるとしています。

 一方、伊丹空港を発着する航空便については、全日空・日本航空ともに1日は通常運航の予定だということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。