台風10号が通過した九州では31日、鹿児島県の一部地域で停電が続く一方、大分、宮崎両県では解消した。九州新幹線が始発から運転を再開し、西九州新幹線も通常ダイヤに戻った。28日に竜巻と推定されるものを含め突風が相次いだ宮崎市は、住宅被害が計750棟に及んだと発表した。  九州電力鹿児島支店によると、多くの市町村で9月1日までの停電解消を見込む一方、「確認中」としている地域もあり、被害の確認や復旧作業を急いでいる。  大分自動車道は、大分県由布市で起きた大規模土砂崩れの影響で由布岳パーキングエリアを挟む区間で上下線の通行止めが続いた。西日本高速道路が復旧を進めるが再開のめどは立っていない。


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