台風10号による大雨で川が氾濫した大分県由布市では住宅の浸水被害が相次ぎ、31日朝から住民が撤去作業に追われました。

台風10号は31日午後3時には和歌山県の潮岬の南を東南東に進んでいて、県内は31日朝、強風域を抜けました。台風に伴う大雨で由布市湯布院町では宮川が氾濫し、周辺の住宅で浸水被害が相次ぎました。晴れ間が戻った31日、住民が片づけ作業に追われ、床上浸水した住宅では畳をあげて泥を掻き出したり、家財道具などの泥を洗い落としたりしていました。(住民)「今回はひどかった。ここまで来たことはなかった。家の中ぐちゃぐちゃ、泥は早く対処しないと臭くなるから早め早めにしている」「今回すごいわ、相当上まで水が来た。とりあえず時間かけて直さないと仕方ないですね」

また由布市は31日から台風で出た災害廃棄物の一時仮置き場を設置しました。塚原の一時保管所には早速、がれきや浸水して使えなくなった畳や電化製品などが持ち込まれていました。9月1日からは庄内や挾間地域でも一時仮置き場が設置され、13日まで受け付けます。県によりますと、これまでに県内では由布岳パーキングエリアに大量の土砂が流れ込むなど土砂災害が6件確認されているほか、住宅の浸水被害などの建物被害が193棟にのぼっています。

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