兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などをめぐり、大阪維新の会の横山英幸幹事長は29日、維新の対応に関する一連の批判に関して「甘んじて受け入れる」と厳しい表情をみせました。

維新は3年前の兵庫県知事選で斎藤知事を推薦していて、これまで斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐって、「事実究明を優先すべき」としてきました。

しかし、8月25日に行われた大阪府の箕面市長選で、結党以来初めて現職の市長が敗れ、選挙期間中に支持者から「兵庫県知事を応援する政党は応援できない」など厳しい声があったということです。

こうした状況を受け、日本維新の会の幹部で、大阪維新の会の横山英幸幹事長は29日、斎藤知事のパワハラ疑惑などへの対応について次のように話しました。

(大阪維新の会横山英幸幹事長)「我々の認識として事実究明をまず第一にすべきだという点に関しては、認識の相違はあまりないと思っています。今後のスケジュール等をみて、県政への影響も判断した上で、最終的には判断されるものというのが僕の考えです」

事実究明が長引くのであれば、”県政への影響”も判断の基準に加えるべきとしました。

(大阪維新の会横山英幸幹事長)「少しスタンスや基準の評価軸が増えたっていうところで、判断が少し遅れたであったり、後手になっている、変わっているっていうところにご批判をもし僕が受けるとしたら、これは甘んじて受けたいと思います。その通りだと思います」

日本維新の会の藤田幹事長や兵庫の地元組織はきょう、百条委について臨時会議を行う予定です。

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