台風10号ではこれまでに1人が行方不明となっているほか30人がけがをしています。喜界島では、特産の白ごまやサトウキビなどに被害が出ており、被害額は3億円を超える見通しです。
MBCの取材では、台風10号によりこれまでに1人が行方不明となっているほか30人がけがをしています。また、建物の全壊や一部損壊のほか、床下浸水による被害は少なくとも153棟にのぼっています。
農業被害も出ています。白ゴマの生産量日本一を誇る、喜界島の30日の様子です。来月上旬には、収穫の最盛期を控えていましたが、畑の茎は、ぐったりと横に倒れています。
喜界町役場によりますと、およそ250戸が150ヘクタールの畑で白ゴマを栽培していますが、台風で、塩害や茎が倒れるなどの被害がでました。収量は7割減のおよそ14トン、被害額は1億円にのぼる見込みです。
(ゴマ農家)「収穫目前でちゃぶ台をひっくり返されたように、ごちゃごちゃになった。大変」
また、サトウキビ畑でも同様の被害が相次ぎ、被害額はおよそ1億5000万円です。
このほか、農業用ハウスや畜舎などの施設被害も57軒確認されていて、農作物被害も合わせると被害額は3億円を超える見込みです。
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