広島市街地と広島空港を結ぶリムジンバスの一部の便に、車椅子のまま乗車できるエレべーター付きのバスが導入されます。

車椅子用のエレベーターを備えたバスを導入するのは、広島空港リムジンバスを運行している広島電鉄です。

運行を前に関係者向けの発表会が24日、開催されました。新たに導入されるバスは車体中央のエレベーターで車椅子に乗ったまま車内に移動できます。車椅子2台分のスペースが確保されています。

これまで使われているリムジンバスは、リフト付きの1台を除き、乗車する際は車椅子を折りたたんで付き添いの人などが介助する必要がありました。このバスの導入で乗車がスムーズになり、負担軽減にもつながるとしています。

NPO法人日本頸椎損傷Lifenet理事長徳政宏一さん
「自動車事故で23年間乗ったことがなかったリムジンバスに乗って、いまから海外へあるいは国内へ、夢が広がるっていう風に思います」

このリムジンバスは来月7日に運行を開始し、広島駅と広島空港の間を1日3往復する予定です。利用する際は前日までに予約が必要だということです。

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