北海道労働委員会は30日、函館バス(函館市)が私鉄総連北海道地方労働組合との団体交渉に正当な理由なく応じない不当労働行為を繰り返したと認め、会社に交渉に応じるよう命じた。労組が2022年2月に救済を申し立てていた。  命令書によると、組合は21年9月~23年1月、団交を計30回申し入れたが、会社は組合の下部組織「私鉄総連函館バス支部」の委員長が定年退職していたため「代表者が分からない」などと主張。交渉に応じなかった。  これについて、道労委は今回、組合が下部組織とは独立した交渉主体であると指摘し「団交を拒否する正当な理由とはなり得ない」と判断した。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。