兵庫県知事のパワハラ疑惑を調査する百条委員会では、30日に非公開の証人尋問に出頭した職員が、「斎藤知事からパワハラを受けた」とする証言をしたことが関係者への取材で分かりました。

 30日午前には、斎藤知事のパワハラ疑惑を調査する百条委員会で、県の職員2人が非公開の証人尋問に出頭しました。

 うち1人は、「テレビ出演を理由に知事協議に入れてもらえなくなり異動を命じられた」と述べ、「当時は思わなかったが、いま聞かれるとパワハラだと思う」などと証言したことが、関係者への取材でわかりました。


◆アンケートにも「テレビ出演と知事」

 委員会が実施したアンケートには、「自分が知らないことがテレビで取り上げられ評判になったら、『聞いていない』と担当者を呼びつけて執拗に責めたてる」であったり、「職員がテレビで取材を受けている場面が放送されると、知事から『なぜ知事を差し置いてテレビに出ているのか』と叱責された」といった記述もありました。

 職員への証人尋問で、知事からパワハラを受けたとする認識が示されたのは初めてです。

 30日午後3時ごろからは、斎藤知事が出頭する証人尋問が公開で行われる予定です。

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