気象庁によりますと、台風10号はあす30日(木)にかけて九州を横断し、あさって31日(土)にかけて西日本を東に進む見込みです(29日午後4時55分時点)。

すでに避難した人や、これから避難を考えている人にとって心配なのが、蒸し暑さが続く中での「熱中症」です。避難所でも行える対策を紹介します。

避難所で熱中症を防ぐには?

被災地支援に取り組む社団法人「FUKKO DESING(ふっこう でざいん)」によりますと、
○定期的な水分補給
○トイレを我慢しない
○通気性の良い服を着る
○携帯扇風機を使う
○体を冷やすために保冷剤・氷・冷たいタオルを使う

などが良いそうです。

具体的には?

体温を下げるには、10~20℃の水に両手を5分程度浸すと効果があります。手を水に浸すことで、脳や内臓など体の中心部を守るためにいつも一定に温度が保たれる「深部体温」を下げる効果があるそうです。

ただし、水が冷たすぎると逆効果になるので注意してください。

そして、汗を拭く時は「濡れたタオル」を使うことを勧めています。

「乾いたタオル」ではダメ?

乾いたタオルよりも、濡れたタオルで汗を拭くことで皮膚に水分が残り、体温を下げられます。気になる汗の臭いにも効果があり、原因となる皮膚の雑菌などを絡み取る力も強いので臭いを軽減できます。

ゴミの臭い対策は?

自分の汗の臭いも気になりますが、避難所で出たゴミの臭いも気になりますよね。

警視庁によりますと、ポリプロピレンが使われている食パンの袋などは臭いが漏れにくく、生ごみなどに効果があるということです。

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