台風10号の影響で、8月29日の静岡県内は大雨に見舞われ、冠水による車の水没など多くの被害が出ています。

静岡県焼津市の広い範囲では8月29日、道路が冠水しました。警察が把握している範囲で車が50台以上、水没しているということです。

静岡市は清水区の和田川が氾濫した可能性があるとして一時警戒レベル5の「緊急安全確保」を発表しました。29日午後8時頃に「避難指示」に切り替えられましたが、引き続き安全な場所への避難が呼びかけられています。

静岡市葵区内牧では冠水の影響で自宅玄関が浸水被害に遭った人もいました。

<家に浸水した人>
「水がおへそくらいまで来て」

また、土砂災害が起こった現場では用水路が土砂で埋まり、倉庫の扉がゆがんでいました。

<社会部 山口駿平記者>
「静岡市清水区鳥坂です。こちらの道では、警察車両が通行止めを行っています。奥は膝ほどの高さの冠水となっています」

無人直売所では防犯設備が浸水しないよう対策を進めていました。
静岡県内では線状降水帯発生の恐れもあるため、8月30日以降も厳重な警戒が必要です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。