地元の有権者に対し秘書らを通じて香典を渡したなどとして、東京地検特捜部はさきほど、堀井学元衆議院議員を公職選挙法違反などの罪で略式起訴しました。

公職選挙法違反などの罪で略式起訴されたのは、自民党を離党した堀井学元衆院議員(52)です。

東京地検特捜部によりますと、堀井元議員は北海道の自らの選挙区で、有権者52人に総額38万円の香典と23万円分の枕花の違法な寄付をした罪と、自民党の裏金事件で安倍派から受け取った1714万円を政治資金収支報告書に記載していなかった罪に問われています。

特捜部は、自民党の裏金事件の捜査で秘書らが有権者に香典を配布した事実を把握し、その原資に派閥からキックバックされた裏金があてられた可能性もあるとみて、堀井元議員や元秘書に任意の事情聴取をするなど捜査を進めていました。

関係者によりますと、堀井元議員は複数回にわたる任意の事情聴取に対し、「自分の指示で秘書などに香典を配らせた」「違法性を認識していた」などと説明していたということです。

堀井元議員は特捜部が議員会館事務所などに家宅捜索を行った7月18日に自民党を離党し、きのう付けで議員辞職しています。

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