能登半島地震の津波で破損した画像データを復元し、開かれた写真展=21日、東京都内

 能登半島地震で被災した石川県珠洲市のフリーカメラマン、松田咲香さん(38)が地震前の地元の風景や祭りを鮮やかに切り取った写真展「能登半島 記憶の復元」を8月、東京都内で開いた。  画像データを自宅のカメラやHDDに保存していたため、津波の泥水をかぶって破損。データ復旧大手のデジタルデータソリューション(東京)の支援を得てよみがえらせた約50点を展示した。  珠洲市の景勝地「見附島」の朝日や夜景、キリコと呼ばれる巨大な灯籠を担いで海に入る祭り、農業や漁業に携わる地元の人たちの生活をカメラに収めた作品が並んだ。地震後に撮影した被災地の生活やがれきの中に咲く桜の写真も注目を集めた。


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