ペットとして輸入されたものが放され各地で繁殖している特定外来生物のアカミミガメ。
在来種を脅かし生態系を壊すとして、島根県松江市の松江城のお堀でも問題になっていて、28日、駆除の様子が公開されました。

この日、お堀では、埋め尽くすように増殖した水草を刈り取る作業が行われていました。見た目が悪いだけでなく悪臭などの原因ともなっている水草ですが、他にも問題になっているのが、アカミミガメなどの特定外来生物の繁殖です。

まつえワニの会・遠藤修一代表
「天敵がいない。だから在来種は全部やられる。見事に。」

堀川遊覧船の元船頭らで作るまつえワニの会は、2021年度から県の委託でお堀にいるアカミミガメなどの特定外来生物を駆除しています。

まつえワニの会・小草一政副代表
「知らない人はね、ああカメだと言って(遊覧船の)お客さん、確かに喜んでくれるのはありますが、知ってる人はあれ外来種か、みっともないな、水郷だに、という声が非常に多くて(駆除を始めました)」
まつえワニの会・遠藤修一代表
「(アカミミガメが)糞をする、糞。シジミの貝殻が沢山。」

この日は水草刈りの音で隠れたか、わなにかかったのは2匹だけでした。
ただブルーギルやブラックバスもいて、改めて特定外来生物の定着ぶりが窺われました。

まつえワニの会・小草一政副代表
「飼い始めたら、命の尽きるまで飼って欲しいなと。」

人間に持ち込まれ放された彼ら自身に罪はなく、飼う人1人1人が責任を持って生き物を取り扱うことが大切です。

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