子宮頸がんワクチンの「キャッチアップ接種」を進めるため、大分県医師会が会見を開き、接種を呼びかけました。

「キャッチアップ接種」は、子宮頸がんワクチンの接種勧奨が一時見合わされ、機会を逃した人に無料で予防接種を実施するものです。

子宮頸がんはウイルスによって発症するがんで、女性の8割が感染しているとされています。子宮の入り口付近にでき、発病のピークは30代から40代と若年化しています。

子宮頸がんワクチンをめぐっては副反応が問題となり、国は接種勧奨を一時見合わせました。その後、研究が進み、おととしから再開。国はこの間に接種機会を逃した17歳から27歳までの女性を対象に無料で実施しています。

県産婦人科医会 佐藤昌司会長

県産婦人科医会 佐藤昌司会長:
「もはや欧米では子宮頸がんは撲滅できる。犯人がウイルスとわかっていて解明されているがんはそうありません。予防ができる」

子宮頸がんワクチンは、自費で払えば10万円程度かかるということで、無料で来年3月末まで3回の接種を終了するには、9月末までに1回目を打つ必要があります。

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