じわじわ近づく台風10号、すでに山陰でもその影響が出始めています。

澤田祥太記者
「ご覧ください。こちら飛ばされたのでしょうか、日野川にトタンや木材が散乱しています」

台風から流れ込む暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定となった山陰地方。
27日、鳥取県伯耆町では鶏舎3棟が倒壊するなどの被害が出ました。

鶏舎の持ち主
「ゴーっていうような低い音でなかったかと思います。台風の影響でこんな風が吹くかなって思っていたらみるみるグングングングン加速的につむじはできるし、とにかく気持ちが悪い。恐怖を感じたです」

27日は鳥取県中・西部に「竜巻注意情報」が発表されていて、同じ集落では民家の屋根瓦が飛ばされたり窓ガラスが割れたりする被害も発生。

子どもほどの重さがある室外機や、さらには家の中にあったソファも外に吹き飛ばされてしまったという家もありました。

住民
「ここについてた室外機が吹き飛んで、ケーブルで繋がっていたからかろうじてここにある感じ」

こうした被害を受けて、28日、鳥取地方気象台の職員が現場を視察。近隣住民に聞き取りなどを行い、調査を行いました。

鳥取地方気象台 中江祥浩次長
「(被害発生当時は)竜巻注意情報は発表していました。台風が近づいている時には起こりやすいですね。大気の状態が不安定になりやすいっていうところと、積乱雲が発達しやすいってところで発生しやすい」

今後台風が近づくに伴い大気の不安定な状態は続く見込み。竜巻などの激しい突風、落雷にも十分注意が必要です。

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