秋の宮中行事「新嘗祭」に、広島県から献上するコメが世羅町で収穫されました。

ことし、広島県からコメを献上するのは、世羅町の集落法人「せら冨士屋」です。

関係者が田んぼに拝礼し御神酒をまきました。

村田義則代表「きょういよいよ献上米の収穫を迎えることが出来ました。大変いいコメができたんじゃないかと」

「せら冨士屋」は、献上米として32アールの田んぼでコシヒカリを作りました。記録的な猛暑の中、2日に一度地下から汲み上げた水を田んぼに入れて地温を冷まし、高温障害が出ないように気をつけたそうです。

村田義則代表「ただイネ植えりゃ、なんでもパッと出来るんじゃない、いうことですね」「消費者の方ですね、それだけ苦労しおるんじゃいうのは、知ってほしいですよね」

新嘗祭は天皇が神々に収穫を感謝し五穀豊穣を祈る宮中行事です。この儀式のために全国各地の農家がコメやアワを献上します。広島県では、毎年推薦を受けた集落法人が持ち回りで担当しています。

収穫したコシヒカリは精米して選別したあと、皇居に送られます。

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