非常に強い台風10号は、28日4時には奄美市の北東にあり、ゆっくりとした速さで北北西に進んでおり、29日(木)夜~30日(金)朝に長崎県へ最も接近する見込みです。台風接近情報を随時更新してお伝えします。

(28日午後2時現在の情報/長崎地方気象台)
28日(水)夜~29日(木)にかけて線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。
29日(木)夜遅くから30日(金)にかけて飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹き、海上ではうねりを伴い大しけとなるおそれ。

■ 台風本体や周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となるおそれ。
台風の動きが遅いため、長い時間に渡って猛烈な風や非常に強い風、うねりを伴う大しけ、大雨が続くおそれ。
■ 台風の進路や、満潮と重なるなど接近する時間帯次第では、警報級の高潮となるおそれ。

長崎地方気象台説明会より
・長崎県は台風の中心が近づいてきた時に最大級の警戒が必要
29日(木)午後~30日(金)にかけて大雨の可能性が高くなる予想。横風を受けるような場合にはトラックが横転するような猛烈な風のおそれ

・九州西で向きを変える予想。進行速度が遅い。早めに曲がるか、西寄りに行くかで影響がかなり異なる見込み
・予報進路は定まっておらず予報円が大きい

【再接近予想】
・五島…………29日(木)午後6時~9時
・長崎県南部…30日(金)午前3時~6時
・長崎県北部…30日(金)午前6時~9時
・壱岐・対馬…30日(金)午前6時~9時

【暴風域予想】
・五島…………29日(木)午前6時~30日(金)午前9時
・長崎県南部…29日(木)午前6時~30日(金)正午以降
・長崎県北部…29日(木)正午~30日(金)正午以降

・台風からの湿った空気の影響で、湿度も上がる予想。停電によってエアコンが使えなくなる可能性もあるため「熱中症対策」も必要。

・台風の特別警報については、長崎県付近を通過するる時には若干勢力が落ちる見込みのため、今の段階で台風の特別警報までは想定していない。ただし今後の情報で変わる可能性はある。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。