最近は色々なものが、自動販売機で売られていますが、今回、福島県猪苗代町に登場したのは、「こけし」を販売する自販機です。

猪苗代町の中ノ沢温泉街に、7月27日に設置されたこの自動販売機。ボタンを押しでてきたのは…。

小枝佳祐記者「飲み物と同じように、自動販売機でこけしが買えました」

「世界初」の試みだという、こけしの自動販売機。設置した、食堂の店主・西村和貴さんに話を聞いてみると…。

愛称は「たこ坊主」

西村和貴さん「去年は、伝統的工芸品に福島県に選ばれまして、これを機に、もっといろいろな人に中ノ沢こけしを知ってもらいたいなと思いまして設置しました」

中ノ沢温泉で誕生し、100年以上の歴史がある「中ノ沢こけし」は、その独特の表情から「たこ坊主」の愛称で親しまれてきました。

西村さん「中ノ沢こけしの特徴は、目のまわりが赤いのが一番の特徴だと思います。目の周りが赤いところから、酔っ払った人を表現しているとよく言われるんですけど、そんな所からついた名前が『たこ坊主』って名前なんですね」

「3日に1本売れている」

そんな中ノ沢こけしを、より多くの人の知ってもらおうと、自動販売機での販売を始めた西村さん。そのユニークな販売方法はSNSでも話題となり、反応は上々だといいます。

地元の男性「これはちょっと驚きですね、こけしまで自販機かと思って」

自動販売機では、現在6種類のこけしを販売していて、3日に1本のペースで売れているということです。

西村さん「中ノ沢のシンボルの一つになってもらいたいなということと、この中ノ沢温泉、猪苗代町にお客さんがいっぱい来るようになってくれればなと思っています」

自販機で販売されている中ノ沢こけしは、一本一本手作りで作られ、大量生産ができないため、売り切れになってしまうこともあるそうです。

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