福島県西郷村にある危険な盛り土について福島県は28日、行政代執行による撤去を始めました。
福島県が行政代執行で撤去作業に着手したのは、西郷村真船の住宅隣接地にある高さ22メートルの盛り土です。周辺では住民から危険を訴える声が相次いでいて、福島県は2024年6月、この盛り土を造成した埼玉県の男性2人に対し、災害を防ぐための措置を取るよう計画の提出を求めていました。
しかし、男性らから計画の提出はなく、福島県は盛土規制法に基づき28日午前10時に福島県の担当者が行政代執行を宣言して重機を使って土砂の一部の撤去を始めました。
県は盛り土の崩壊を防ぐために、高さ22メートルを7メートル下げ、15メートルほどにするとともに勾配を緩やかにする工事を進める予定です。さらに雨水などで浸食しないよう法面を保護する工事も行うことにしています。盛土規制法に基づく行政代執行による撤去は福島県内では初めてです。県では造成した男性らについて刑事告発の準備を進めているということです。
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