93年振りの甲子園ベスト8進出を果たし、全国に"大社旋風"を吹き荒らした島根県代表・大社高校野球部。
26日、出雲市役所を訪れた選手たちは、職員らの熱い歓迎を受けました。

大きな拍手で迎えられたのは、大社高校野球部、石飛監督、石原キャプテン、馬庭投手、藤江副キャプテン。

大社高校野球部 石飛文太監督
「本当に大多数の方、本当に感激しています。本当にありがとうございました」

全国に夢と感動を与えた甲子園での戦いを飯塚市長に報告。
飯塚市長は、
「甲子園100周年の今大会、 間違いなく、一番、記憶に残ったのは大社」と、野球部の健闘を称えました。

そんな甲子園での戦いを振り返って、石飛監督は。

大社高校野球部 石飛文太監督
「指示とか全くなくて、(ベンチに)帰ってきて円陣する度に、アルプスを指さして『これで分わかれ!』と」
「そうしたら、『おっしゃー!!』って言って、やっていた」

野球部のプレーとともに、全国を驚かせたアルプスの大応援。
この声援を背に戦った選手は。

大社高校野球部 石原勇翔 主将
「試合中にアルプスを見ると、たくさんの方が一生懸命声を出して、応援をしてくださって」
「本当に鳥肌が立つような応援で、自分たちもたくさんの力をもらってプレーできた」

そんな大声援を力に、93年振りのベスト8進出を決めた3回戦・早稲田実業戦。
延長11回をひとりで投げ抜き、自らのバットで試合を決めた馬庭投手は。

大社高校野球部 馬庭優太投手
「今までの人生の中で、やってきた試合の中で、一番大事な試合だと思った」
「あそこのタイブレークを勝ち切るってことが、自分中で成長につながると思ってやったし」
「最後、自分が1本出せてよかった」

夢の大舞台・甲子園。
大社のみならず、対戦校の大きな声援が響くグラウンドでプレーする選手たちにはこんな影響も。

大社高校野球部
藤江 龍之介 副主将
「いつも県大会で通る声が、甲子園ではなかなか通らなくて」
「そこをジェスチャーに変えたりとかして、2回戦、3回戦は戦った」
「試合重ねるごとに、成長していって勝つことができた」

全国を感動の渦に巻き込んだ大社高校野球部の快進撃。
甲子園100周年の今年の夏は、選手たちにとっても、私たちにとっても、忘れられない夏になりました。

大社高校野球部 石原勇翔 主将
「島根県民に勇気や希望を与えられたと思うと、すごいことをしたなと改めて感じている」

大社高校野球部 馬庭優太 投手
「『感動をありがとう』って言葉をすごく言われるが、その言葉を聞いただけで自分はすごく嬉しくて」
「皆さんのために野球をやってきて良かったと思った」

大社高校野球部 藤江龍之介 副主将
「努力してきた部分を精一杯出すことができたので、本当にチームメイトと楽しむことができた期間だった」

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