地域に元気と笑いを届けようと諏訪市の夏祭りで、ちょっと変わった相撲大会が開かれました。
「どんどこどんどこ」
諏訪市湖南(こなみ)で25日に開かれた夏祭り。
にぎやかに和太鼓が響く中、公民館の中では…
「なでしこ力士土俵入り!」
何やらお相撲さんの格好をした人たちが入場してきました。
「ドスコイなでしこおどぼけ相撲田辺(たんべ)場所を開幕いたします」
地元の女性部が企画した「着ぐるみ相撲」です。
その中心になっているのが「横綱・鯉のぼり龍」こと吉澤敏子(よしざわ・としこ)さん。
「はっけよい残った」
2023年に初めて開催したところ、大盛況だったため今年も”場所”を開くことに。
田辺女性部 吉澤敏子さん:
「コロナがありましたね。その後ひっそりとチーンとしてしまいましたね。そこで笑いと笑顔で盛り立てたい。そして地域の皆さんが、みんな集って交流できる絆の場所にしたいという思いがまず第一でした」
着ぐるみと、まわし姿のなでしこ力士14人と、小学生力士の合わせて26人が出場し、会場は立ち見が出る「満員御礼」に。
中には勝負がつかないので、寝そべって腕相撲を始める力士や…
行司が力士の背中を押して手助けする禁じ手なども飛び出し、ユーモアあふれる取り組みに声援が飛んでいました。
そこへ、ビッグな力士が…
「きらりゆかりん龍です」
なんと金子ゆかり市長も「きらりゆかりん龍」というしこ名で登場。
「はっけよい残った」
相手は、わんぱく相撲1位の小学4年の女の子。
取り組みには敗れたものの会場を沸かせていました。
金子市長:
「きょうは私もこの田辺パワーをいただいて、あすからの活力にします」
全員でコール:
「1、2、3どすこい!」
観客:
「とても笑いました。元気をもらいました。大人と子どもが一体になって楽しそうで、すごく良かったです」
「校長先生のお相撲のところが楽しかった」
サンバの踊りなども披露され「おとぼけ相撲田辺場所」は盛大なうちに幕を下ろしました。
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