宮城県内の企業に就職するきっかけにしてもらおうという取り組みです。短い期間に複数の企業で仕事を体験する初めてのインターンシップが石巻魚市場などで行われ、大学生が水産業の現場に触れました。

石巻魚市場では27日朝、県内外の大学生10人が受け入れ先となった地元の水産加工会社で、カツオの水揚げなどを見学しました。

このインターンシップは、県が初めて企画したもので、県内に5日間滞在し、複数の企業で仕事を体験する「短期集中型」が特徴です。学生たちは、石巻市内の観光協会やホテルにも出向きます。

群馬の大学に通う学生:
「とてもありがたい。いろいろな企業を5日間の間で見比べることができる。効率的と感じる」
青森の大学に通う学生:
「将来の視野が広がっていくので参加してよかったと思う」

受け入れ先の布施商店 布施太一社長:
「会社を選ぶときのポイントは、経営理念が大事だと思う。この会社が事業をする目的は何ですかと聞いてもらったらいい。答えられるか、られないかで、経営者の根本的な考え方が結構見えてくる」

人手不足による学生の「売り手市場」が続く中、県内企業への就職に結び付けようという取り組みで、9月6日まで、業種ごとに4つのコースが用意され、46人の学生が参加します。県によりますと、大学3年生の夏休み中にインターンシップに参加し、自分に合う業種や企業を見つける学生が多いということです。

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